山形と対戦した前節(第18節)の千葉は、相手の前からの厳しいプレスもあり、ボールを保持する時間は長かったものの、パス回しは山形の守備ブロックの周囲ということが多かった。そのため、なかなかシュートチャンスが作れずに苦戦するところで、22分、高木利弥から増嶋竜也へのパスがミスになって山形に与えたCKから失点。千葉は後半開始から高木に代えて為田大貴を入れると、為田の仕掛けるドリブルで前半よりもゴールに迫れるようになった。しかし、56分の山形のFKから22分に得点した阪野豊史に、再びヘディングシュートを決められてしまう。千葉は81分に為田のクロスからラリベイがヘディングシュートで一矢を報いるゴールを奪い、さらに同点ゴール、そしてその先の逆転ゴールを目指して戦ったが、最後まで追加点は奪えなかった。攻撃はどのようにスイッチを入れてリズムを変え、フィニッシュへどう持ちこむのか。そして、守備はセットプレー時のマークをいかに厳しいものにして相手をフリーにさせず、カウンター攻撃にどう対応するか。そういった攻守の課題が改めて浮き彫りとなった敗戦となった。これで、前節終了時点の暫定順位は6勝4分8敗の勝点22で得失点差の差で14位となっている。
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