前半は特に守備の連係が機能せず、熊本に13分の最初の決定機で先制点を奪われ、その後も決定機を作られた。だが、GKのロドリゲスの好セーブや近藤直也のシュートブロックなどで連続失点を防ぎ、34分と前半のうちに増嶋竜也が彼の移籍後初得点となる同点ゴールを奪ったのが大きかった。後半は熊本のシステム変更にも粘り強く対応し、49分にラリベイが逆転ゴールを奪うと、88分にホルヘ サリーナスのJ初ゴールでダメ押しとなる3点目をゲット。前節(第15節・横浜FC戦)の土壇場の同点ゴールで得た勝点1を、今節の見事な逆転勝利によって、チームがいい流れに乗るきっかけとなる土台とした。ただ、前半の失点シーンや熊本の決定機に見られるような守備の問題点、そしてやはり前半に見られた、ボールを保持しながらも決定機をなかなか作れないという課題は残ったままだ。
今節の千葉はシステムは前節と同じままで、スタメンを2人変更。センターバックの一角を鳥海晃司から近藤直也に、右サイドハーフを小島秀仁から山本真希に変えた。一方、熊本は2-1と逆転勝利を収めた前節(第15節・水戸戦)と同じシステム&スタメンだった。
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