ジェフ便り

【写真】全体練習の最後のメニューが終わって、コーチングスタッフと話しながらジョギングをしている選手の様子を見ているフアン エスナイデル監督。

●フアン エスナイデル監督
Ｑ：前節（第13節）の大宮戦は非常にタイトなゲームで、相手に20本のシュートを打たれながらも（失点は）ゼロで抑えきったというのは非常に大きかったと思います。監督もそういう難しい試合を制したからこそピッチの裏のほうに選手を迎えに行ったと思うのですが、そのあたりの選手の心境と改めてゲームの内容を振り返っていただいてもよろしいですか。
「今、おっしゃったように、本当に難しい、きつい、大変な試合でした。私は試合に関しては満足していますし、よかったと思います。もちろん結果が大切なものだったので。しかも、相手はＪ１昇格を目指すと言っているチームですし、結果にも満足しているのですが、選手の取り組みにも本当に満足しています。まあ、我々はサッカー的には決していい状態にあるとはい言えませんし、しかもアウェイ（ゲーム）の時のパフォーマンスはよくないという状況の中で、しかもアウェイ（ゲーム）の時はたぶんＪ２リーグの中で一番よくないと言われてもおかしくないぐらいのパフォーマンスでした。そういう感覚、もしくはプレッシャーがありながらプレーするというのは簡単なことではないです。そういう意味では、選手は別のことをしてでもやらなきゃいけないということを理解してくれたのは満足しています。試合の中でそこまで主役になれたかどうかわかりませんし、そして、いつもやっているサッカーというものを見せていなかったかもしれませんが、ハードワークをして犠牲心を持ってというところ、そして味方を助けるとか、それはチームとして一番大切なことだと思います。少なくとも私のチームにとってはそういうことが大切です。 というのは、いいサッカーができるというのはもう皆さんには見せたはずです。うちには質の高い選手がいて、質の高いサッカーができるというのはもう証明してきています。なので、この前の試合（大宮戦）みたいにハードワークをした戦いを見せれば、もう私はそれで幸せです。そういう意味では、この前の試合の勝利というのは、もしかしたら大宮のほうが勝利に値したとか、我々は（勝利に）値しないとか言う人もいるかもしれません。大宮にはそういうチャンスがあって勝つ可能性があったというのは確かですが、私たちにはいいＧＫがいて、そのためにＧＫがいるということも事実です。そういう意味ではロドリゲス選手はいい仕事をしたと思っていますし、嬉しいです。まあ、ＦＷが試合を決める試合もあれば、ＧＫが試合を決める日もあっていいと思います。今回に関しては、うちのロドリゲス選手が試合に勝ったと言っても過言でもないかもしれません。ただ、それがチームだということだと思いますし、試合にはとても満足しています。 もちろん選手やサポーターの方々と一緒に喜びたかったというのは（第11節）甲府戦と同じですし、そういう意味では感情的にも本当によかったと思いますし、嬉しかったです。もちろん試合をピッチの外で見ていた我々にとってはとても疲れた試合でしたが。まあ、でも、それは報われたと思っています」