千葉にとっては勝点3の可能性がありながらも結果は2-3の敗戦と、悔やんでも悔やみきれない一戦となった。3失点にはもちろん守備の問題もある。だが、その一方で大きな問題として残るのは、主導権を握っているわりには多くの決定機が作れなかったり、決定機の数に対して得点数が少なかったりという『1点』を取りきる力の不足だ。人数をかけてゴール前に攻めこみながらもイージーミスでボールを奪われ、カウンター攻撃を食らって失点する。ここ数年の千葉にありがちな攻守の問題が改めて露呈した一戦となった。
今節の千葉は、開幕戦の退場処分で前節は出場停止だった増嶋竜也が、前節はスタメンだった鳥海晃司に代わってセンターバックの一角に入った。前節は負傷欠場となった近藤直也は今節も欠場し、実戦では初めてと言える増嶋とエベルトというセンターバックのコンビとなった。その他のスタメンは前節と同じだが、インサイドハーフの2人は3月8日の紅白戦形式の戦術練習で行なっていたように、右サイドが矢田旭、左サイドが茶島雄介と開幕戦から2試合の位置から入れ替わっていた。
一方、2試合連続無得点で連敗の岐阜は前節のスタメンから2人を変更し、その1人は左サイドバックでイヨハ理ヘンリーから福村貴幸に代え、前節は右ウイングだった島村拓弥に代えて開幕戦はスタメンで1トップの位置だった山岸祐也を再び1トップで起用。前節は1トップの位置だった古橋亨梧を左のウイングに、前節は左のウイングだった田中パウロ淳一を右のウイングに置いた。
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