Q:前節(第1節・東京V戦)の前半に退場者が出た後、特に前半は素晴らしい試合展開だったと思うのですが、試合後の記者会見でのお話ではプレスがよくなったということだったと思います。それ以外のところで監督の目からよくなったと見えたところを教えていただけますか。
「プレスがよくなったというのは、何と比べてよくなったと言ったんでしたっけ?」
Q:「走る量が増えた」という表現だったので、私はプレスがよくなったという解釈をしたのですが。
「まあ、退場者が出た、出ないは抜きにして、退場する前の話にも共通しているのですが、そして退場直後もそうなんですけど、見たものは満足いく内容ではなかったので。前半の何分ぐらいまでかはちょっと覚えていないのですが、それ以降のほうがチームはよかった。10人だろうが、11人だろうが、それは関係ないと思っています。それを記者会見では言いたかったのです。プレスだけがよくなったわけではなく、ポゼッションもよかったし、試合を支配するようになってきたという話です。その前半の20何分までは見られなかったという話です。2、3回(東京Vに)シュートチャンスを作られましたが、それは本当はやられてはいけなかったものです。要するに試合の入りがよくなかった。
退場者が出るのはもちろんきつい部分だったし、1人足りないということは2倍走らないといけないくらい体力を消耗したと思います。しかもセンターバックという大切な選手を失って、しかもマス(増嶋竜也)はいいキャンプができていただけに。同時に(退場した増嶋選手の代わりにセンターバックの鳥海晃司選手を入れるために交代となった町田)也真人という選手もいなくなってしまった。本当に難しい状況に陥ってしまった。ただ、それを言い訳にしてその状況を解決する準備もしているわけなので。実際に前半の半ば以降はいいリアクションをしたと思います。そういう意味では負けたのはあまり公平ではなかった。(勝点を)何点か持ち帰ってもよかったんじゃないかなという試合だったと思います」
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