●前田英之代表取締役社長:
「皆さん、明けましておめでとうございます。昨年1年間私どものクラブをご支援いただきましてありがとうございました。また、シーズンがスタートいたします。今シーズンもよろしくお願いいたします。 昨シーズンのチームの結果につきましては、皆様方ご承知のことと思いますが、私共1月末決算でございますので、クラブとしては2017年度末という状況でございます。
今年のクラブの経営成績につきましては、昨年、2016年度がJ2降格後、過去最高の営業収益で25億5,000万円でしたが、若干減収をしながら落着をする計画となっております。特に、減収要因として大きかったのは、これは私どもの中で経費、収益を管理しながら行なっていることではありますけども、広告料収入、つまりスポンサー収入については増収、入場料収入につきましてはほぼ横這い、そして大きかったのは移籍料収入が今年はほとんど発生していないというところが主要因となります。繰り返しになりますけども、意図的にそのような収入動向を描きながらやや減収ということではあります。
入場者数につきましては、昨シーズンは20万9,000人で終えました。2016年シーズンに比べて1万人弱、J2リーグ戦21試合で観客動員を落としています。いろいろと要因を分析しておりますが、特に昨シーズンから土曜日開催など開催スケジュールが変わったということ、そして2016年シーズンと比べてかなり天候に左右されるシーズンだったかなと思います。特に(第13節)長崎戦は1万人近く入る予定が6,000人(公式記録は6,230人)しか入らないとか、かなり雨に泣かされたシーズンではございました。ただ、一方で先ほどにも申しあげたとおり入場料収入はほとんど落ちていません。
ということで、我々の分析としては有料入場者数につきましては、昨年並みをキープしたと。招待施策はやはりライトな層が中心となりますので、天候や曜日の状況、他のイベント等と重複した時にそこが観客動員に影響したのだというふうに分析をしております。
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