後半は千葉が防戦一方といってもいい展開となった。フアン エスナイデル監督は認めなかったが、攻撃面の改善を狙った前半終了間際のシステム変更がセカンドボールの奪取率という守備面に悪影響を与えたからだ。62分に元千葉の戸島章にゴールを奪われ、1点差に詰め寄られると、フアン エスナイデル監督は4-1-2-3に変えていたシステムを4-4-1-1に戻した。すると、千葉は少し攻められるようにはなったものの、同点ゴールを狙う町田の加速した勢いを押し返すまでには至らなかった。試合の終盤には失点しかねないピンチが続いたが、最後のところでの体を張った守備、そして町田の決定力不足にも救われて2-1のスコアで逃げ切り、J1昇格プレーオフ進出に望みをつないだ。
今節の千葉の前節からのスタメン変更は1人だけで、左サイドハーフを清武功暉から前節(第39節・大分戦)で2得点に絡んだ為田大貴に代えた。そして、それは為田の先制ゴールゲットという結果に結びついた。一方、町田は累積警告による出場停止の藤井航大、クラブ間の契約上の問題で出場不可の吉田眞紀人という、やむを得ない2人の変更以外のスタメン変更はなかった。藤井の代わりに金聖基がセンターバックの一角に入り、吉田の代わりにスタメンとなった戸高弘貴が左サイドハーフに入り、前節は左サイドハーフでスタメンだった戸島章が中島裕希と2トップを組んだ。
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