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【千葉vs岡山】レポート:こぼれ球への対応を考えたシステム変更、攻守で賢く体を張ったプレーで得た勝利

【千葉vs岡山】レポート:こぼれ球への対応を考えたシステム変更、攻守で賢く体を張ったプレーで得た勝利

2017年10月08日 23:46 by akanuma_keiko
2017年10月08日 23:46 by akanuma_keiko

序盤から互いに攻め合う展開の中、バイタルエリアやペナルティエリアの横までボールを運び、攻撃を組み立てながらも決定機を作れずにいた千葉。それだけに、岡山の最初の決定機であり、岡山にとっては前半の唯一の決定機の場面だった21分、そこで先制点を岡山に奪われたのは非常に嫌な展開だった。だが、「攻めている中での失点ということで、気持ちが折れそうになる部分もあると言えばあるとは思うんですけど、そこでまだ時間もあったし、みんなで『大丈夫だぞ』って声をかけ合った」と試合後に語ったのは矢田旭。確かに、前節(第35節・京都戦)のように試合終了間際に先制点を奪われたわけではなく、残り時間が多い状況下で崩れず、追加点を奪われなかったのが大きかった。結果的に、それが3-1の逆転勝利につながり、J1昇格プレーオフ進出に望みをつないだ。

今節の千葉は、第34節・長崎戦での左足首の負傷によって前節は欠場した近藤直也が、大久保裕樹に代わってスタメンに復帰。そして、負傷欠場となった町田也真人に代わって船山貴之がスタメンとなった。そして、町田の欠場や暴行容疑での逮捕があった熊谷アンドリューを第35節から4試合出場停止とした影響、セカンドボールへの対応をより強化する意味合いもあって、フアン エスナイデル監督は中盤を厚くするようにシステムを変更。中盤から前線を矢田と佐藤勇人のダブルボランチ、為田大貴と船山を3トップのサイドというよりはサイドハーフの位置にして、ラリベイの後ろの1・5列目的な位置に清武功暉がいる縦関係の2トップとした。一方、岡山は「練習で調子がいい選手、力を発揮している選手をスタメンに選ぶ」(長澤徹監督)ということで、前節から4人スタメンを変更。3バックの一角には久木田紳吾に代わって出場停止明けの喜山康平が入り、ダブルボランチの一角には渡邉一仁に代わって前節は2シャドーの一角でプレーした関戸健二が入った。そして、前節は関戸が務めた2シャドーの左に豊川雄太、2シャドーの右には大竹洋平に代わって石毛秀樹が起用された。

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