前半だけを見れば千葉が勝点を1も得られない可能性はなきにしもあらずという感じだった。だが、東京Vはあれだけ優位に戦いながら、前半の決定機はルイス オヘーダがセーブした16分のドウグラス ヴィエイラと22分のアラン ピニェイロのシュートの2回だけ。ボールを保持して攻撃を仕掛けても、思っていたほど決定機を作れていない東京Vの姿は、今季の千葉にもたまに見られるものだった。ハーフタイムに入ったあと、東京V番の記者が「あれだけ押し込んでいるのに点が取れていないのが気になる。ワンチャンスで千葉にやられたりするかもしれない」と言っていたが、後半はまさにその展開となった。
だが、千葉は先制しながらも守備のミス絡みで2失点。交代出場の大久保裕樹の今季初ゴールであり、昨季に千葉に加入してからの初ゴールで同点に追いつき、逆転できそうな得点チャンスを作ったが、それをモノにすることはできなかった。6位の東京Vとの勝点差はもちろん6のままで、千葉の順位は変わらずに12位。残り試合数が1つ減ったことを考えれば、J1昇格プレーオフ進出への道程はさらに厳しいものとなる引き分けだった。
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