千葉にとって『鬼門』ともいえるものであり、J1昇格に向けての最大の難関ともいえるアウェイゲーム。前節の愛媛でのアウェイゲームはミドルシュートの1失点、そして攻撃は無得点に終わって敗れ、同じくアウェイゲームの今節で『アウェイ』に対する苦手意識を払拭するような勝利を獲得できるかがが、何よりも重要だった。
そして、結果は1-0の勝利。試合内容を見れば、連係を含めた各選手のプレー、そして追加点を奪いきれない決定力と試合運びに課題は残ったが、何よりも重要な『勝利』を獲得できたのは大きい。
今節の千葉は、前節のスタメンから3人変更。アンカーが佐藤勇人(今節は前節の警告2回による退場処分で出場停止)から熊谷アンドリューに代わり、前節のインサイドハーフに右サイドのアランダに代えて入れた矢田旭をインサイドハーフの左サイドに置き、前節はインサイドハーフの左サイドのスタメンだった町田也真人を右サイドに変更。そして、3トップの左サイドを為田大貴から清武功暉に戻した。
徳島も千葉と同様に、今節は前節のスタメンから3人変更。だが、徳島が千葉と違ったのは、千葉が前節と同じ4-1-2-3システムだったのに対して、徳島は前節の4-1-3-2システムから3-1-4-2システムに変えたことだ。今季から就任したリカルド ロドリゲス監督は、3バックと4バックのシステムをコンスタントに使い分けるタイプ。
今節では、センターバックの一角に藤原広太朗に代えて第24節・福岡戦では福岡のウェリントン対策として起用した191センチのヴァシリェヴィッチを入れ、3バックの中央で起用。さらに、前節の左サイドバックの井筒陸也に代えてセンターバックのキム ジョンピルを入れた。そして、今節は累積警告で出場停止の187センチの長身の山﨑凌吾に代えて、2トップの一角に184センチの佐藤晃大を入れた。千葉とはミスマッチのシステムにしたのは、前節の右サイドバックから左ウイングバックに変わった馬渡和彰、前節の右サイドハーフから右ウイングバックに変わった島屋八徳をサイドぎりぎりの高い位置から仕掛けさせ、千葉のディフェンスラインを左右に広げて揺さぶる狙いがあったのかもしれない。そうやって疲弊させた千葉のラインコントロールがまばらになってしまうところを狙い、ディフェンスラインの背後のスペースを突く形でも決定機を作ろうとしていたようだ。
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