第16節の愛媛との前回対戦では、千葉が攻守両面で『前へ』の姿勢と連動性を発揮して4-2の勝利を収めたが、今節では結果的に愛媛がここぞというところでの攻守の出足の鋭さ、球際での粘り強さを発揮して1-0で勝ちきった。そして、千葉にとっては、奇しくも第16節では攻守両面で千葉の勝利の陰の立役者となっていた佐藤勇人が、今節は61分に警告2回で退場処分となり、チームに大きなダメージを与えてしまった。攻撃面で時おり効果的なサイドチェンジのパスを出し、守備面では28分に愛媛の近藤貴司がドリブル突破したところでは無理にアタックせず、並走して近藤貴がパスを出すところでうまくパスカットをするプレーを見せていた佐藤勇。だが、持ち味の出足の鋭い守備が、今節では前半からファウルになりやすく、39分に繰り返し違反で警告を受けていた。それだけに、61分、佐藤勇にとっては五分五分の状況と判断しての守備だったと予想されるが、相手陣内だっただけに果たしてスライディングタックルに行くべきだったのか。試合の流れ、そして勝敗の行方を千葉にとってマイナス方向へ大きく変えてしまうプレーとなってしまった。
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