今季、大幅に選手が入れ替わった千葉で、彼のサッカー人生初のキャプテンを務めた佐藤優也の契約更新が12月17日に発表された。正GKとしてJ2リーグの開幕戦からスタメン出場を続けていた佐藤優だが、チームの目標の1つの失点減少はなかなか実現できず、7月には監督交代。長谷部茂利監督代行がチームを率いて守備の修正を図ってしばらくは無失点試合もあり、問題は改善されてきたかに見えた。だが、第35節・京都戦、第36節・松本戦はいずれも3失点を喫して連敗(スコアは2試合とも0-3)と守備は安定せず、長谷部監督代行は悪い流れを断つ意味もあって第38節・長崎戦からGKを佐藤勇から岡本昌弘に代えた。
千葉のJ1昇格に貢献しようと正守護神の座を得ていた東京Vから「新たなチャレンジ」の意味も含めて完全移籍してきた佐藤優にとって、今季は非常につらく、苦しいシーズンとなった。佐藤優は「10年ぐらい一緒にいるけど、いまだに『オフサイドって何?』って言うくらいサッカーを知らない。でも、そういう人のほうが楽だし、自分には合っているから、自分は恵まれていると思う」と話す奥様には、サッカーに関する話を自分からはほとんどしないという。また、奥様のほうも佐藤優の気持ちを慮って何も言わないそうだ。
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