0-0の状況が続く中で、70分、井出遥也のクロスから交代出場の吉田眞紀人がドンピシャのヘディングシュート。これは愛媛のGKの児玉剛の正面に飛んでキャッチされてしまったが、このあたりからのフクアリは千葉にゴールが生まれそうな雰囲気が漂っていた。だが、残念ながらそれは雰囲気のままで終わり、結果はスコアレスドロー。これで千葉はJ1昇格プレーオフ進出圏内の6位の清水との勝点差は前節(第26節)終了時と同じ10ながらも、順位は9位から10位に後退。J2・J3入替戦出場順位の21位にいる金沢との勝点差もやはり10となり、J1昇格プレーオフ進出を目指しながらも下位のチームの動向を少しは気にしなければいけない状況になってきた。
今節の千葉は、累積警告で出場停止の長澤和輝に代わってスタメンのエウトンが船山貴之と2トップを組んだ。前節は長澤が務めた右サイドハーフに前節は左サイドハーフの井出遥也が入り、前節は1・5列目の町田也真人が左サイドハーフに入った。そして、第20節・北九州戦で試合開始早々に足を負傷して欠場中だった近藤直也が、イ ジュヨンに代わってセンターバックに入った。一方、愛媛は負傷もあって前節はベンチ外だった藤田息吹が安田晃大に代わってスタメン入りし、小島秀仁とダブルボランチを組んだ。
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