J2リーグの対戦で4連敗中と苦手な相手となってしまった北九州と対戦した前節(第32節)の千葉。序盤から相手にボールを持たれて主導権を握られたが、40分にネイツ ペチュニクのパスから森本貴幸が北九州の意表を突いたダイレクトシュートを決めて先制した。後半は失点せずに追加点を奪って自分たちのいい流れに持ちこみたかったが、55分、高木駿が前目にポジションを取っていたのを見た原一樹に見事なロングシュートを決められて失点。同点ゴールを奪って勢いづく北九州の連動性の高い攻撃を止められず、87分、89分と短時間に連続失点して1-3で敗れた。連係よく攻める北九州の選手のスピーディーな動きに千葉の選手は背後を取られ、後追い状態になってしまう守備が招いた敗戦だった。
栃木との前回対戦(3月21日の第3節)では千葉が守備ブロックをなかなか崩せずに苦戦した。千葉は58分、中村太亮のクロスに対して栃木の荒堀謙次がハンドの反則を犯し、PKを森本が冷静にゴール右隅へグラウンダーのシュートで決めて先制。だが、その2分後、栃木のパク ヒョンジュンのFKを千葉はクリアしたが、こぼれ球からパスをつながれて失点してしまう。栃木が左サイドでハン ヒフンが少し下げたボールを受けたパク ヒョンがゴール前にボールを入れ、それに反応した阪野豊史はシュートできずに触るだけになったが、これがかえって奏功してその奥でフリーになっていた尾本敬が同点ゴールを奪取。千葉はボールサイドに意識が行きすぎ、相手のマークが甘くなるミスでの失点だった。
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