ジェフ便り

【過去からの便り】Jリーグ史上初の引き分け試合と林丈統(1999年)

Jリーグ史上初の引き分け試合と林丈統(1999年)

2015年05月13日 21:17 by akanuma_keiko
2015年05月13日 21:17 by akanuma_keiko

今季の千葉のJ2リーグ第13節終了時点の戦績は8勝3分2敗。その3分には、第3節・栃木戦や第5節・C大阪戦のように勝ちきるチャンスはあったのに追いつかれた試合、第12節・東京V戦のように内容を考えればスコアレスドローという結果で助かったといえる試合がある。


ご存知の方も多いと思うが、1993年に開幕したJリーグは当初、Vゴール方式で決着がつかなければPK戦で決着をつけて引き分けがないという試合方式で、勝利数によって順位が決定された。1995年からは勝点での順位決定が導入され、90分でもVゴールでもPK戦でも勝てば勝点3、PK戦で負ければ勝点1、90分もしくはVゴールで負ければ勝点0だった。1997年からは勝点制度の内容が改正され、90分での勝利は勝点3、Vゴールでの勝利は勝点2、PK戦での勝利は勝点1となり、負ければ全て勝点0となった。

そんなJリーグに初めて『引き分け』という結果を採用したのが、PK戦を廃止した1999年。Vゴール方式で決着がつかなければ引き分けで、両チームに勝点1が与えられた。そして、そのシーズンに初めて『引き分け』という結果になった試合が、3月13日に市原臨海競技場で開催された1stステージ第2節の市原(ジェフ)vs浦和だった。ちなみに、その試合のジェフのスタメンはGK下川健一、DF山口智、茶野隆行、井上雄幾、MF酒井友之、阿部勇樹、栗原克志、廣山望、パウロ・エンリケ、FWバロン、武田修宏で、控えのメンバーはGK立石智紀、DF鈴木和裕、MF横山博敏、寺川能人、FW林丈統だった。


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