何とか『1点』をもぎ取って勝ちきりたい一戦だった。前節(第31節・町田戦)では、準備期間がわずかだった新たな組み合わせの3バック(中央が熊谷アンドリュー、右が田邉秀斗、左が佐々木翔悟)でスタートしたが、前半のうちに熊谷が負傷交代し、その後は中央が田邉、右が西久保駿介というトレーニングではやったことがない組み合わせの3バックになった。その組み合わせで臨んだ今節は、佐々木以外は3バックもしくはセンターバックの経験がほとんどなかったにもかかわらず、粘り強さと予測を生かした守備で奮闘。終盤には田邉が右足を攣り、佐々木が右膝を負傷したことで、中央に谷田壮志朗、左に桑原晃大という今節がJデビュー戦の2種登録選手が入り、全員が10代の3バックになった。それでも、千葉と同様にJ1参入プレーオフ進出圏内(3位から6位)入りを狙う甲府の攻撃の精度不足に助けられたところもあったが、体を張って守りきって無失点。それだけに、千葉としては『1点』を取りさえすれば、勝てた試合だった。だが、選手個々のプレーの精度不足に加え、ポジショニングを含めた連係不足が多く見られ、攻撃面の課題が改めて浮き彫りになったスコアレスドローという結果に終わった。
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