0-4とショッキングなスコアで大敗した第27節・甲府戦から立ち直り、仕切り直しの一戦としたかった第28節・甲府戦が、甲府に複数の新型コロナウイルス感染症の陽性判定者が出たことから、試合開催のエントリー要件を満たせなくなったため中止となった千葉。改めての仕切り直しの一戦となった前節(第29節・岡山戦)では、川崎から育成型期限付き移籍で加入したばかりの田邉秀斗がスタメン出場。さらに、佐々木翔悟、鈴木大輔、センターバックでもプレーできる髙橋壱晟が次々と負傷欠場したことで、千葉はやむなく3バックから4バックにフォーメーションを変更していたのを、前節では3バックに戻した。4バックでの千葉の守備を対戦相手が研究し、対策を講じてきたことで失点が増えてきたこと、田邉の加入、佐々木と髙橋の復帰という要素もあっての、尹晶煥監督の決断だった。
守備時は5バックになることで4バックの時のような形の守備の『穴』は目立たなくなったものの、前からのプレスは思うようにはハマらなかった。結果的にサイドからクロスを上げられて失点したが、岡山のパスをインターセプトした田邉のドリブル突破が起点となり、交代出場の櫻川ソロモンのパスからチアゴ デ レオンソが同点ゴール。決定機数で岡山に上回られた中、1-1の引き分けに持ち込んで連敗を2で止めた。
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