千葉は7勝5分、岡山は6勝6分と、12試合負けなしのチーム同士の対戦とはいえ、直近5試合に限って見れば、千葉の2勝3分に対して岡山は3連勝を含む4勝1分と、より勝ちきる試合をしていたのは岡山だった。そして、試合の立ち上がりから前半の飲水タイムあたりまでペースを握ったのは岡山だが、千葉は粘り強い守備で岡山に決定機を作らせなかった。前半の終了間際にセットプレーからの流れで末吉塁が先制点を奪うと、後半の早い時間にまたもやセットプレーからの流れで櫻川ソロモンが追加点を奪取。さらに63分には、サウダーニャが突破から決定的なシュートを放ったのを、岡山のGKの梅田透吾がセーブし、そのこぼれ球を拾った末吉のパスから見木友哉が勝利を引き寄せる『3点目』を奪った。ここまでは理想的とはいえないまでも、修正を図って確実に得点を重ねるという、いい試合運びだった。だが、後半のアディショナルタイムにミス絡みで1点を失ったのはもったいなかったし、来季、千葉がJ1に昇格していくには決して許してはいけない失点の形だ。また、千葉が本当に強いチームになるには、意識してやっていかなくてはならない細かい部分が、選手個々の意識の問題もあってまだできていないのが見られた。
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