今節の前日である11月2日のオンラインでの取材で、尹晶煥監督は栃木に対しては千葉の監督就任以降、1分2敗と勝てていない相手であるため、今節では本当に勝ちたいと話していた。J2リーグでの栃木との対戦成績はあまり良くない印象があったが、実は2018年シーズンの第21節で1-0の勝利を収めて以来、3分3敗と6試合勝利なしのうえに、その6試合はすべて無得点だった。
勝てないだけでなく、『1点』を奪うことができていない難敵を相手に、今節は鈴木大輔が値千金の決勝ゴールを奪って1-0の勝利を収めた。今節の要警戒選手として尹晶煥監督も選手も名前を挙げていた栃木の豊田陽平や矢野貴章がスタメンから外れるという予想外の状況でスタートした一戦だったが、選手たちは『高さ』よりも『機動力』を重視した栃木の攻撃に粘り強く対応。無失点に抑えて守備の安定感を見せ、攻撃は流れの中からは決定機をなかなか作れず、セットプレーのチャンスをモノにできない時間が長かったが、『1点』を取りきって勝つ勝負強さを見せた。
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