山口と対戦した前節(第36節)の千葉は、クレーベと船山貴之の前線からの守備が、山口のアンカーの佐藤健太郎がセンターバック2人の位置に下がってビルドアップに加わる攻撃にうまく対応。さらに、攻撃では田口泰士がこれまでよりも前に出て行き、フィニッシュに近い場面に絡むプレーを見せた。だが、前半はセットプレーから複数の決定機を作りながらも、山口のGKの吉満大介の好守もあって無得点。しかし、52分、堀米勇輝のシュートが山口の選手2人に当たり、それが結果的に自分へのいいパスになったクレーベがヘディングシュートを決めて先制点を奪取した。だが、山口の選手交代による変化に対応できないでいた68分、交代出場のイウリに同点ゴールを奪われてしまう。そして、勝ち越しを狙う千葉に好機が訪れる。吉満のパントキックのボールが熊谷アンドリューのところに行き、熊谷のダイレクトパスを受けた田口のスルーパスからクレーベが勝ち越しゴールをゲット。その後の山口の決定機はいずれも新井章太のセーブで防ぎ、2-1で勝ちきった。
読者コメント