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【山口vs千葉】レポート:攻守に『前へ』のプレーは復活傾向だが、寄せの甘さや判断など守備の弱さが出て敗戦

【山口vs千葉】レポート:攻守に『前へ』のプレーは復活傾向だが、寄せの甘さや判断など守備の弱さが出て敗戦

2019年10月28日 16:54 by akanuma_keiko
2019年10月28日 16:54 by akanuma_keiko

今節を含めた今季の残り5試合に向けて、江尻篤彦監督は10月24日の囲み取材で「もう一度守備で複数失点をしたくはない」という言葉を口にした。だが、結果は2-3と複数失点での敗戦。それも、局面でしっかりと体を張っていれば防げた失点での敗戦だ。守備に関する問題点は、選手個々の部分もチームとしての組織の部分もあまりにも根深く、やるべきことができなさすぎることが改めて露呈した一戦だった。

今節の千葉のスタメンは、0-3で敗れた前節(第37節・柏戦)と同じだった。江尻監督は前述の囲み取材で、鳥海晃司のボランチ起用について「僕の意地で、もう1回行くかもしれないですね」と話したが、今節もダブルボランチは鳥海と熊谷アンドリューのコンビ。前節はベンチに入っていた佐藤勇人は、コンディションの問題もあって試合のメンバー外だった。また、前節は好プレーが少なく、試合後に江尻監督が「今日は彼の良いプレーを引き出せなかったと思う」と評価したアラン ピニェイロは、前節に続いて右サイドハーフでスタメン出場。今季初ゴールをマークして攻撃では1得点1アシストと活躍した。
一方、山口も千葉と同様に、スコアレスドローに終わった前節(第37節・鹿児島戦)と同じスタメンだった。前節は勝てなかったとはいえ、川井歩のU-22日本代表のブラジル遠征追加招集による不在など、やむを得ない事情以外ではほとんどスタメンを変更せず、4試合負けなし(2勝2分)の結果を出してきた、いい流れを汲んでのものだろう。

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