気温がぐんぐん上がり、真夏といってもいいような強い陽射しが照りつけた5月22日のユナイテッドパーク。ただし、梅雨時や真夏のような湿気がなく、空気はまだカラリと乾いているため、風が吹くと爽やかに感じられて心地良い。それでも暑いことには変わりなく、練習グラウンドを走り回る選手たちはこまめに休憩して飲水していた。
フィールドプレーヤーはステップワークなどのウォーミングアップを終えると、2つのグループに分かれ、1つのグループに赤いビブスを着用した選手が3人、青いビブスを着用した選手が3人、そしてビブスなしの選手が4人という構成で、ボール回しのトレーニングを行なった。
前節(第14節・岐阜戦)は前半の終盤に相手が選手交代によってシステムを変えたが、千葉はきちんと対応できていたことについて、佐藤優也は「自分たちのペースででき続けていたということが理由」だと答えた。
その頃、GK陣は連続でのシュートストップやクロスボールへの対応をトレーニングしていた。まずサイドからクロスボールのようなハイボールに対応すると、今度はゴールマウスの前に置かれた厚みと高さのある人型ダミーの陰から打たれたような形のシュートに対応。そして、最後はクロスボールが上がったサイドとは逆のサイドからの近距離のシュートに対応するという3連続のプレーだった。3方向からのキッカーが必要なため、櫛野亮GKコーチの他にGKが2人キッカーを務め、交代でトレーニングをしていた。ゴールマウスを守るGKは方向の違いだけでなく、シュートの高低の違いにも的確に反応しなければならない。トレーニングはハードだが、正確なキャッチングや好セーブができれば自然と笑顔になるし、プレーがうまくいかないと顔をしかめて悔しがる姿も見られた。
3回連続でクロスボールやシュートに対応するトレーニングで、近距離からの鈴木椋大のシュートに対応しようとポジションをとる大野哲煥。
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