前節(第20節・岐阜戦)で6-4という乱打戦を制したあとだけに、千葉としては連続で得点力を、言い換えればチームの積年の課題の決定力を発揮できるか、前節の守備の問題点を改善できるかという一戦だった。密集した中でもダイレクトパスをつないで崩す攻撃を見せた岐阜と、左右の揺さぶりもかけつつ縦に速いカウンター攻撃が得意な大分と、相手のプレースタイルは大きく違った。攻撃面を振り返れば、4得点以外にも多くの決定機を作っただけに、決定力という部分では前節よりも少し劣ったかもしれないが、流動性のある連係プレーや選手個々の技術の高さを存分に発揮。また、守備面は失点ゼロがベストではあったし、1失点以外に佐藤優也のファインセーブに助けられたピンチがあったものの、失点を1点に減らすことはできた。そういった意味では、前節で好調だった点はある程度維持し、完全とまではいかないまでも問題点の修正で結果を残せた快勝といえる。
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