完敗だった。これまでハイラインの裏を狙われての失点に目が行きがちだったが、今節での4失点にハイラインは関係ない。プレーの判断を含めた1対1の局面での対応の仕方、球際での粘り強さなど個の部分での甘さや弱さを露呈した失点だった。昨季の途中の監督交代時の記者会見で、長谷部茂利監督代行は「一番変えたいところは具体的にどこか?」という質問に対して「守備で一番大事なボールへのプレッシャー。そこの意識と質。そこが変わることでいろんなことが変わってくると思います」と答えていた。それが昨季の千葉にとって重要な課題の1つだったわけだが、フアン エスナイデル新監督が就任し、スタメンに複数の新戦力が加わっても、その課題は解消されていないということを改めて教えられたような失点シーンが何度も見られた今節の大敗だった。
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