ジェフ便り

【天皇杯2回戦】レポート:攻めてもなかなかフィニッシュまで行けず、サイドから崩されて課題は残るも勝ちきる

試合プレビュー:J2の金沢を相手に攻守の連係や攻撃のバリエーション、個のレベルアップを求めたい

2016年09月02日 15:59 by akanuma_keiko
2016年09月02日 15:59 by akanuma_keiko
北海道代表の北海道教育大学岩見沢校と対戦した9月3日の天皇杯1回戦。J1昇格プレーオフ進出に向け、攻守の組織の構築、個のレベルアップを図るには公式戦も重要な場と考えた長谷部監督代行は、J2リーグ第30節・岡山戦からスタメンを2人(佐藤優也→岡本昌弘、岡山戦で負傷した近藤直也→大久保裕樹)しか代えずに臨んだ。相手のプレッシャーがあまり厳しくなかったこともあり、ほとんどの時間でボールを保持した千葉は、エウトンの4ゴール、そして丹羽竜平のゴールで5-0と快勝した。だが、試合を通しての千葉のシュート数はエウトンの13本を含めて24本。得点シーン以外にもエウトンをはじめ船山貴之、大久保など合わせて7回の決定機があった。それもあって、金沢と対戦する天皇杯2回戦に向けた練習ではシュート練習など攻撃面に力を入れたようだ。
 
今季、千葉が金沢と対戦したのは4月9日の第7節。その試合までの金沢はスコアレスドローに終わった第4節・水戸戦以外は前半に失点しており、守備意識を高くして試合に入った感があった。だが、ボールホルダーに対する金沢のプレッシャーがそれほど厳しくなかったこともあり、千葉は距離感よくボールを保持して『3人目』『4人目』が連動しようとする攻撃が見られた。千葉はその試合まで前半の得点がなかったが、第6節の負傷で欠場した山本真希に代わってスタメン出場した富澤清太郎が45分にミドルシュートを決め、千葉が前半に先制点を奪取。だが、得点シーン以外に前後半合わせて3回の決定機がありながらモノにできず、1得点で終わった決定力不足は目立った。その一方で、攻めきれたぶん負担が減ったと思われる守備では、金沢のストロングポイントのセットプレーで粘り強さを見せ、終盤の金沢の4バックへのシステム変更にも対応して無失点勝利を収めた。
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