ジェフ便り

【J2第26節横浜FCvs千葉】試合レポート:狙いどおりのセットプレーで先制も守備は立て直しきれず、決定力不足も響いて逆転負け

プレビュー:球際や対人プレーで強さを発揮して無失点で守り、勝ちきれるか注目の長谷部新体制初戦

2016年07月30日 20:47 by akanuma_keiko
2016年07月30日 20:47 by akanuma_keiko
前節(第25節・清水戦)は0-2の状況から船山貴之の2得点、そして長澤和輝のゴールで3-2と逆転しながらも、90分にキム ボムヨンを追ってゴール前に入った井出遥也にボールが当たってのオウンゴール、そして90+4分に佐藤勇人の精一杯のクリアボールを拾った鄭大世のゴールで、3-4と痛恨の逆転負けを喫した千葉。完全に今さらの話であることを承知で書けば、79分に川口尚紀が退場処分となった清水に対して千葉は1人多いという数的有利な状況だった。それならば、千葉にとって最も要注意な選手である鄭大世に誰かを密着マークさせてもよかったのではないか。
過去の千葉の監督の例をあげれば、イビチャ・オシム元監督は相手の要注意人物をマンマークさせた結城耕造に「トイレまで相手に付いて行け」と冗談交じりの指示を出し、アレックス・ミラー元監督は川崎F戦で試合後に中村憲剛が自分をマークしていたアレックスについて「彼は試合をしていてあれで楽しかったんでしょうか」と言うほどの密着マークをさせた。勝負に勝つためにはそういった、ある意味割り切ったといえる指示を選手に出す外国人監督がいるが、日本人監督にはほとんどいないような気がする。そういった意味では7月25日の監督交代によって誕生した長谷部茂利監督代行が、今節の横浜FC戦でどのような采配を見せるか注目だ。
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