前節(第22節・水戸戦)は序盤に複数の決定機を作りながらもシュートを決めきれず、39分、水戸にその試合で最初の決定機をモノにされて失点。後半の半ば過ぎから水戸の運動量が落ちたところで猛攻を仕掛けたが、決定力不足が響いて0-1で敗れた。2013年シーズン以来の3連敗となり、無得点試合は奇しくも水戸との前回対戦の第10節以来だった。
本当に欲しいところで『1点』が取れないという得点力不足の課題も依然として残っているが、22試合で26失点という失点数の多さも大きな問題だ。それもあって守備の改善を図るため、関塚隆監督は7月12日と13日の練習で3-4-2-1システムにトライ。ゴール前でのマークのつき方やセカンドボールの対応の修正を図ったようだ。実際にシステムを変更するかどうかは7月14日の完全非公開練習での手応え次第だろうが、今節はまず試合前のスタメン発表でシステム変更があるか見えそうだし、試合開始時の選手の位置を注目してみたいところだ。とはいえ、システムがどうであれ選手が個として特に相手との競り合いや球際の勝負でやるべきことは変わらないし、味方を助けてサポートする動きが必要であることも変わらない。細部で労を惜しまずサボらずにやりきれるかがカギになる。
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