千葉は4試合(2分2敗)、水戸は7試合(5分2敗)勝利なしで迎えた一戦。試合が終わった瞬間の両チームの姿は対照的だった。勝者と敗者という対照性ももちろんあったが、千葉は敗戦という結果にうなだれるものの疲労困憊で倒れ込む選手は見られなかったのに対し、水戸は勝利の歓喜の笑みを浮かべながら余力なく『やりきった』という感じでピッチに倒れこんだり、座りこんだりする選手がいた。もちろんチームのサッカースタイル、選手個々のプレースタイルの違いはあるし、限界を超えないようにペース配分をしてコンディションをうまくコントロールする必要性も時にはあるだろう。だが、千葉に加入したばかりの丹羽竜平の「危機感もそうですし、倒れるぐらいに走る気持ちがないですからね」という言葉が、千葉の現状を表わしているように思える。チームにまだ馴染んでいない分、今まで在籍したチームと千葉との違いを肌で強く感じたからこそ出てきた言葉だろう。
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