今季の千葉には珍しく上々の立ち上がりだった。ボールを保持して素早くゴールへ迫る攻撃ができ、主導権を握っただけでなく、試合開始早々の5分にエウトンが第6節・C大阪戦以来のゴールとなる先制点をゲット。さらに、その5分後には井出遥也が今季初ゴールでチームの追加点を奪ってたたみかける。今季で一番の出来といえる試合の入り方で千葉が一気に勝利への流れを引き寄せた。だが、記者会見で「2失点した前半と2得点した後半には大きな差があったが、その原因は?」と問われた岐阜のラモス瑠偉監督は、「原因を1つあげるとしたら、入り方がちょっと甘かったね。日本人は昔から『入り方』『入り方』と言うのが得意だけど、試合は90分。入り方が良くて最後が悪かったら意味がないね。ただ、特に30分ぐらい耐えないと。アウェイで強いチームと対戦した時には失点ゼロでいって、そこから自分たちのリズムでやっていく」と話したが、それは千葉にも当てはまる。町田也真人は「間違いなく後半は入りが悪かった」と話したが、後半開始後の51分に千葉は失点。試合を通して全ての時間が自分たちのペースということはあり得ないだけに、悪い時間帯でも失点せず、なるべく早く流れを取り戻す必要性を改めて突きつけられた。
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